イベントレポート

3月11日(土)にレベルアップ講座の「救命救急講座」を開催しました。

飯南町森林セラピーに日頃からご支援いただき、本当にありがとうございます。雪も一気に解け、足早に春が進む飯南町ふるさとの森です。今年は桜の開花も早く、森の草花たちも急ぎ足で花開いていきました。今回も心地よいそよ風が吹き抜ける飯南町の森からお届けします。

1、レベルアップ講座“救命救急講座”

3月11日(土)にレベルアップ講座の「救命救急講座」を開催しました。今回も森林セラピーガイドを中心に、飯南町内でガイド業務を行う皆様と合同開催となりました。

飯南消防署の方を講師に招き、胸骨圧迫を含めた緊急時の救命救急・応急手当を学びましたが、参加者からは実際の現場をイメージした具体的な質問が飛び交い、とても心強く感じました。ガイドの役割としてお客様の安全確保は基本となります。事故が無いのが一番ですが、 この経験が有事の際に活きることを願います。

2、レベルアップ講座“チップ敷・・・前の落ち葉掃き”

3月25日(土)にはレベルアップ講座の「チップ敷・・・前の落ち葉掃き」を開催しました。毎年2回行っているロード保全の為のチップ敷ですが、今年は例年にも増して枝や落ち葉が多く、先ずは歩ける様に落ち葉掃きから始めました。

日陰には残雪もありましたが「セリバオウレン」や「アテツマンサク」等、いつもよりも1~2週間早い早春の山野草を眺めながら来るべく春に向かっての準備に汗を流しました。

3、春の安全祈願祭&飯南町森林セラピーガイドの会総会

4月15日(土)には飯南町ふるさとの森の安全祈願祭を行いました。あいにくの雨模様となり屋内での開催ですが、ガイドの会会長&副会長からの寄贈で、大神山神社・金屋子神社のしめ縄も架け替えられました。

その後、ガイドの会の総会を行い、令和4年度の事業報告と令和5年度の事業計画について話し合いました。今年度はコロナ禍もだいぶ落ち着き、春からのセラピーご予約も多くなってきています。 多くの方に飯南町の森の癒しをお届けできるように頑張りたいと思います。

4、飯南町のくろもじのお香“くろもじくゆり”完成!

平成17年 森林の持つ癒し効果を科学的に実証した活動「森林セラピー」が緑豊かな飯南町でスタートしました。島根県内唯一の森林セラピー基地として、また、全国でも先進的な森林セラピー基地として令和2年には日本で2カ所目の「2つ星認定基地」となりました。そんな中、 森林セラピーにまつわるお土産物があればというお声もあり、森林セラピーで大切にしている“五感”の内 “嗅覚” を体感できるお土産物を開発しました。

「飯南町の森の豊かさを知っていただくには来ていただくのが一番!」と思いつつも、電車も無い、バスも十分とは言えない中、簡単には来て頂く事は難しいのが現状です。「であれば、飯南町の森をこちらからお届けしよう!」というのが開発のスタートでした。着想3年、 開発8カ月を経て、“くろもじくゆり”が完成しました。
原料であるくろもじは飯南町産のものにこだわり、微粉末化したものをお香に仕上げていただきました。パッケージについても、出雲市のデザイナー「ミツトリヒトギ」様に一からあれこれ相談し、完成。 くろもじの木に寄り添うように飯南町の森の動植物が登場しています。原料から製造まで、出来るだけ飯南町に関わるよう作り上げることで、生産者・販売者・購入者が共に飯南町の森の豊かさを感じて頂ければ幸いです。