登米市は、伊達支藩の城下町として栄え、明治時代の一時期には県庁が置かれたところ。現在でも当時の町並みや洋風建設が残されることから「みやぎの明治村」と呼ばれる。
登米ふれあいの森は、登米市街地の東の山間部にあり、コテージやキャンプ場などを備える登米森林公園が入口になる。セラピーロードは、公園の東側に全8コースが整備されている。1コースごとは短いが、周回路のためいくつかのコースを組み合わせて歩くことができるのが特徴。
森林内は、スギ、コナラ、エゴノキ、タニウツギ、マユミ、タガネソウ、ツツジなど、77科359種の維管束植物が確認された植生豊かな地で、四季折々の景色の変化も楽しみ。
ロード情報
ロード数
基地、ロードの代表的な樹木
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樹木のその他特記事項
針葉樹、照葉樹季節の見どころ
セラピー基地周辺の施設(温泉、体験施設、研修施設など)
米ふれあいの森の中核基地。5棟のコテージやフリーサイトのキャンプ場を中心にした施設で、コテージ利用は1棟を5人で利用した場合、1人1600円(入園料込み)と格安。寝具のレンタルやシャワーなども備える。園内には木製遊具もあり、家族連れにも人気がある。管理棟にはコインシャワーが備えられているので、ウォーキングで汗をかいたら、ここで汗を流してから帰るのもいい。
営業:9:00~17:00
定休:火曜
登米ふれあいの森には、「ノルディックウォーキング」「森林セラピーツアー」「森のチカラいただき!樹林気功にもチャレンジ」など、季節に応じて楽しめる体験コースがある。なかでも人気があるのが、森林の中にある昔ながらの炭焼き窯で作られた炭を使った「炭アートづくり」。森林の中には木の実や葉っぱなど、創作意欲をかき立てる素材がいっぱい。お気に入りを集めて飾り付ければ、とっておきのおみやげになる。
登米市の中心、登米大橋から約14kmの登米市の南東、石巻市側にたたずむ山奥の一軒宿。
昔はランプの宿だったといい、古い校舎をイメージした建物には、湯治宿のような雰囲気が漂う。
風呂はカヤの木造りで、内湯に熱湯とぬる湯の2つの浴槽がある。
館内を飾る木の内装や家具も心地よい。
山間部にあるが、南三陸に近いため、食事には旬の山海の幸が並ぶ。
日帰り入浴(300円)のみの利用もできる。
おみやげ
登米の名物は瓦せんべいと油麩。市内には油麩の煮ものや、これを丼にのせた油麩丼などを出す飲食店もあるので昼食に利用するのもいい。
登米町森林組合では、特産のシイタケを利用した椎茸麺や木炭・竹炭・木酢液・竹酢液などの製造・販売も行う。
野鳥散策
登米市の西北、栗原市との境に広がる伊豆沼と内沼は、日本では釧路に次いで2番目に指定されたラムサール条約登録湿地。
7月下旬~8月下旬には湖面を覆うハスの花の名所になり、遊覧船も運航される。
冬は日本最大の渡り鳥の越冬地で、白鳥の姿が多い。
観光施設
「みやぎの明治村」散歩は、登米市の観光の目玉。
旧登米高等尋常小学校校舎であった教育資料館は擬洋風建築で、白いバルコニーが印象的。
旧登米警察署庁舎でもあった警察資料館には湯治の留置所も残されている。県庁跡の水沢県庁記念館も見ごたえがある。